学習指導

本校では、学校独自の設定科目として、3年次に「理科特講」の授業を開講しています。教科書を使った授業とは違い、専門的な研究や身近な材料を用いた実験、楽しく自然科学を理解する講義などが行われています。自ら実験装置を組み立てたり、模型等を作成したり、大学で扱うような実験器具に触れたり、更にはプレゼンテーション技術を学んだりしています。教科書にとらわれない授業内容で、理系生徒はより多くの科学的知識を身に付け、文系生徒も自然科学に興味をもって接することができます。各分野別に講座が用意されており、新しい実験を取り入れ、生徒の反応に応じて講義内容を見直すなど、毎年少しずつバージョンアップしています。


これまでの実績

目的
大学の理工系に進学する上で必要となる物理 I の基礎知識を実験・演習を通して復習し、定着を図る。
内容
物理講座では、電気や波(音や光も含む)についての復習と問題演習を中心に授業を行いました。
実験は振り子の等時性と光電効果の実験を行いました。

目的
化学の世界を身近な生活環境と結びつけて授業を展開していく。化学の基本的な実験を通して、生徒が主体的に学びながら科学的問題発見解決能力を高める。
内容
衣食住に関する化学実験を行います
1.さつまいもを甘くせよ!(糖化現象・糖度に関する実験)
  より甘く食べる調理法を化学的に分析し、糖化現象を追求します
2.アミノ酸飲料とは?(アミノ酸の性質、アミノ酸定性分析実験、ガラス細工)
  飲料の化学成分を高精度機器分析装置(高速液体クロマトグラフィーHPLC等)や
  薄層クロマトグラフィーTLC等を用いて分析し、定性分析の基礎を学習します
3.タンパク質の反応(寒天、ゼラチンの違い、多糖類・タンパク質の性質に関する実験)
 身近な食材を用いてタンパク質の世界を探ります
4.赤ちゃんブーブーおしめの世界(高分子吸収ポリマーに関する実験)
  赤ちゃんご用達のパンツから高分子吸収ポリマーの姿を垣間見ます

※ホワイトボードを用いた簡易プレゼンテーションなどもあり、大学専門教養に匹敵するレベルの内容もありますが、高校生向けにアレンジしてやさしく楽しく授業を行います。


目的
・宇宙・地球・気象を通じ、身近な自然現象の中から生徒が自ら疑問を発見し、解決しながら学ぶ、問題解決型学習をすると同時に、地球環境の大切さを認識する。
内容
・地球の誕生と地球の景観。
・鉱物や示準化石の観察。
・立体航空写真による地形の観察。
・宇宙の一員としての地球。
・惑星達の姿や動向。
・大気と熱収支を学習する中で、天気図を作成し読み取る。
・台風や地震などのメカニズムやその災害に対する心構え。
・エネルギー確保と、温室効果ガス等が環境に与える影響を考える。

生物系

目的
・生徒の興味に応じた分野を科目の枠にとらわれずに主体的に学ぶことのできる授業を展開する。難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深い内容を楽しく!!
内容
・体内の免疫機能とその障害による症状について理解する。
・DNA模型を作成し、遺伝子の働きについて理解する。
・遺伝子組換えやクローン技術等、現代社会の中で話題となっている現代生物学を解説し、
 それらの意義と必要性について討議する。
・人体解剖模型を作成し、体内で起こっている様々な現象を理解する。
・まとめとして、教師の行うブタの胎児の解剖を見学し、それまでに学んだ既習事項の復習を行う。
・生命の大切さを再認識させる。