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2009年度 理科特別講座 SPP第1回講座〔食品〕実施報告
Science Partnership Project & Boyo Special Science Program 2009

2009年度 SPP第1回講座〔食品〕実施報告
「日本の食文化と科学技術III ~清涼飲料水の知られざるサイエンス~」


第1回講座:6月4日(木)
場所:本校松前記念講堂1階視聴覚室 15時50分~17時50分
テーマ:「実践!科学コミュニケーション」

【講師】日本科学未来館科学コミュニケーション推進室展開・育成グループ学校連携担当
         谷村優太先生,吉田健二先生,田中透先生

【内容】グループディスカッション,プレゼンテーション実習

2009年度サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト(SPP)第1回講座〔食品〕が本校視聴覚室で行われました。先端の科学技術のひとつである「クローン技術:クローン動物食品」をテーマに、ロールプレイを通じた双方向のコミュニケーションを展開しました。

当日は,事前指導でSPP受講生が一度は集まっているものの,グループによる本格的な学習ははじめてとなりました。グループ分けは直前に指定され,学年混在の中で初対面の生徒どうしが集まりました。目的のコミュニケーションができるかどうか不安を抱えながらのスタートでした。導入は,「牛肉の種類にはどんなものがある?」というテーマで,ホワイトボードに牛の絵を描きながら牛肉の種類と部位との関係についてグループで話し合いました。徐々に打ち解けた雰囲気が醸し出され,上級生をリーダーにコミュニケーションが活発に進行していきました。クローン技術について基本的な事を学習した後,グループで,それぞれの立場(賛成派:研究者,レストラン,一般消費者,反対派:牛の生産者,スーパーの販売者,一般消費者)に分かれ,自分たちが置かれている立場を主張するためのグループディスカッションを行いました。案外,自分がその立場になるとなかなか意見をまとめるのは難しく,まとめ役や発表者などに役割分担が決められたグループ内で,はじめは苦労する場面もありました。やがて意見が出始め,ホワイトボードにまとめていく頃には,グループとしてまとまった内容に発展して行きました。そして,いよいよそれぞれの立場によるプレゼンテーションです。ディベートのような流れで進行し,活発な意見交換が展開されました。グループの考えや意見をまとめることで,普段漠然とした形で触れられている科学技術について,改めて考え直す良いきっかけを与えてくれた時間となりました。また,コミュニケーションが“考える”第一歩に繋がることも学びました。

今回の講座を通じて,生徒自らが社会のさまざまな立場に立ち、先端の科学技術に触れ、考え、意見を出し合い、「先端科学技術」への興味関心を高めることで,今後のSPP活動を受講していく過程で,何をポイントに考察していけばよいのかを考える導入授業となりました。〔環境〕〔材料〕でもそれぞれのテーマに関連した「科学コミュニケーション」実習を行う予定です。

次回 SPP講座予告
SPP第2回講座〔食品〕「気体の溶解度・・・炭酸飲料を題材として」
講師:東海大学工学部応用化学科 淺香隆先生,秋山泰伸先生,佐藤正志先生
場所:東海大学付属市原望洋高等学校 2号館1階化学実験室
内容:実験,グループディスカッション,プレゼンテーション実習