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2009年度 理科特別講座 SPP第2回講座〔食品〕実施報告
Science Partnership Project & Boyo Special Science Program 2009



2009年度 SPP第2回講座〔食品〕実施報告

「日本の食文化と科学技術Ⅲ ~清涼飲料水の知られざるサイエンス~」

第2回講座:6月12日(金)
場所:本校 2号館1階化学実験室 11時00分~16時00分
テーマ:「気体の溶解度・・・炭酸飲料を題材として」
【講師】
東海大学工学部応用化学科 淺香隆准教授,秋山泰伸准教授,佐藤正志講師
【内容】
気体の溶解度・・・炭酸飲料を題材として(1)



2009年度サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト(SPP)第2回講座〔食品〕が本校化学実験室で実施されました。今回は,気体の溶解度に着目し,身近な炭酸飲料の世界を解き明かす実験講座です。

まずは実際に飲んでみるのが最も早い!炭酸飲料(ジュース)を冷やしたもの,常温で放置したものを見て,飲んで,味わって比較をするのが最初の一歩。炭酸が苦手な生徒もいましたが,これも実験のひとつとして取り組みました。その後,グループにより食感が得られる理由や何がそうさせているのかを討論し,意見をまとめるグループディスカッションを行いました。その後,恒例のホワイトボードによるプレゼンテーション実習。第1回講座ですでに学習した「科学コミュニケーション」で得た知識を基に,しっかりとプレゼンを行っていました。

午後からは食感を検証するための実験です。ソーダ水を用いて,炭酸飲料の温度(常温・冷蔵・加温)や開栓方法(瞬間・ゆっくり)などの違いによる発泡状況や容器の膨張・固さ、液面の変化などを観察・確認しました。条件によって発砲する様子が異なることや,開栓時のペットボトル内の液温が低下することなど,普段何気なく見ている中で気付かない変化が起こっていることを改めて知る機会となりました。大学の先生のイメージとは異なり,ユニークで判りやすい口調でどんどん化学の世界に引き込まれていきました。室温でもペットボトル内の圧力は思ったよりも高いことがわかりました。4時間にわたった実験もあっという間に終わり,炭酸飲料の世界がほんの少し理解できた講座となりました。

次回は,東海大学湘南キャンパスで専門的な実験を行います。大学の実験施設や器具を高校生が利用して,炭酸飲料の世界をより深く知るための実験に取り組みます。

次回SPP講座予告
SPP第3回講座〔食品〕「ペットボトルの世界,気体の溶解度・・・炭酸飲料を題材としてII」
日時:6月12日(金)
内容:報告書作成実習,総括
場所:株式会社吉野工業所神奈川技術研究所
講師:長谷川直樹所長
内容:ペットボトル製造技術等について
場所:東海大学湘南キャンパスA館1階化学実験室
講師:東海大学工学部応用化学科 淺香隆先生,秋山泰伸先生,佐藤正志先生
内容:実験,グループディスカッション,プレゼンテーション実習