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2010年度 理科特別講座 SPP実施報告

2010年度 理科特別講座 SPP実施報告
Science Partnership Project & Boyo Special Science Program 2010

2010年度 SPP第8回講座〔材料〕
「身のまわりの材料に着目した科学技術Ⅱ~ものづくりの原点を加工技術と品質管理から考察しよう~」

日時:9月4日(土)
場所:日本科学未来館 
時間:10時~17時
内容:科学技術を“想像”から“創造”へと発展させよう

【講師】日本科学未来館科学コミュニケーション推進室展開・育成グループ
     学校連携担当 谷村優太氏,吉田健二氏,科学コミュニケーター 高見裕一氏

【内容】
SPP第8回講座は、「身のまわりの材料に着目した科学技術Ⅱ」をテーマに、SPPでご指導を戴いている日本科学未来館での実習です。
ここでは、特設展示「ドラえもんの科学みらい展」、常設展示を教材として取り入れ、私たちの生活を豊かにする科学技術や社会を変えていく未来の科学技術について学習しました。現在構築されている先端技術の“想像”を、未来技術に対する“創造”へと発展させ、ものづくりの原点から発展的な思考に移行させることを目的とした調査実習を展開しました。
はじめに、「ドラえもんの科学みらい展」を利用して、紹介されている様々な科学技術について調査するよう指示が出ました。具体的に何をどのように調べるかという、いつもの授業で与えられているような明確に目的が示された課題では無く、ある意味生徒の自主性に任せた学習であるため、戸惑いと不安の中でスタートしました。展示場では「タケコプター」「透明マント」「どこでもドア」など、ドラえもんのひみつの道具として良く紹介されている技術から近未来に実現されるであろう技術を、解説文や科学コミュニケーターの説明を利用して調べました。
昼食後、調査内容を基に、現在使われている技術がどのように生かされていたか、理科の授業で勉強した知識がどう活用されていたか(“想像”)などの観点からグループディスカッションし、ホワイトボードにまとめ、プレゼンテーションを行いました。未来館の先生から多くの質問がなされ、ベストな回答ができたグループは少なく、改めて調べる項目やポイントが与えられ、再び特設・常設展示場にて調査がスタートしました。生徒達は、ある意味、調査する目的や何をどのように調べれば良いかが明確に与えられたため、1回目よりは楽に調査でき、質問に対する回答も的確にできました。
今回の学習は、生徒が主体となって展示物の内容を調査し、自ら問題・課題を発見し、解説や科学コミュニケーターから対話を通じて情報を聞き出し解決するなど、主体的な活動が強く求められる展開を設定しました。問題発見解決能力を求められる難しい活動の中、如何に「与えられていることが楽」なのかを知るきっかけにもなった学習となりました。未来館の先生方から、総括として「夢を実現するためのアプローチ(科学技術)はいろいろあること」、「新しいことへの挑戦が技術の発展に繋がり、私たちの生活を豊かにすること」などのポイントが指摘されました。
ここでの学習から、「ドラえもん」を通して“想像”した様々な科学技術が現実となり、やがて模範解答の無い未来の科学技術を“創造”する大きな基礎づくりができたことと思います。

次回の第10回講座〔材料〕では、30年前の水準では「ドラえもん」の世界だった夢の技術が、今では当たり前として利用されている科学技術について学習します。

その他のSPP活動報告はSPP・BSSPの紹介ページをご覧ください。

9月は、SPP講座〔材料〕と〔環境〕の2つの講座が交互に展開されます。

次回 SPP講座予告
SPP第9回講座〔環境〕「地球観測衛星画像データ処理について」
場所:本校2号館4階コンピュータ実習室
担当:JAXA筑波宇宙センター宇宙利用ミッション本部
      地球観測研究センター(EORC) 大木真人 氏、高橋陪夫 氏
    JAXA宇宙教育センター主任 松岡 均 氏
内容:陸域観測技術衛星「だいち」画像データを用いた画像処理技術を学ぼう。

SPP第10回講座〔材料〕9月29日(水)株式会社荏原エリオットにて実施
SPP第11回講座〔環境〕10月8日(金)本校にて実施
SPP第12回講座〔環境〕11月5日(金)JAXA筑波宇宙センターにて実施