教育の特色

各教科について

各教科等について

国語科

国語の学習で大切なことは正しく読むことです。正しく読むとは、文章や図やグラフなど、書いてあることを正確に読み取ることです。そのために、教科書を何度も丁寧に読むとともに、日頃の読書も大切にします。次に大切なことは、読み取ったことをよく理解して、書いてあることの中から疑問や問題を見つけ、自分なりに考えてみることです。そして、考えたことをまとめて発言したり、文章などを用いて表現します。表現を工夫することで考えはますます深まり、表現を他の人に発信することで豊かなコミュニケーションを育むことができます。本校の国語科は、自ら考え発信できる能力を育てていきます。

地理歴史科・公民科

中学校で学ぶ“社会科”という教科は、高校では“地歴科”と“公民科”という教科に分かれ、併せて“地歴・公民科”と呼び、より専門的な思考と知識が求められます。いま社会で起こっている事件や問題について、自分たちがいずれ大人になるまでに、国際社会を生き抜く一人の人間として、何をすべきか、何を学ぶべきかを皆さんに考えてもらうことが目標です。本校の地理歴史科・公民科は、高校で学習する内容を“自分にとって身近に感じてもらう”ことをめざした授業に取り組んでいきます。

数学科

数学は問題を解く(計算等をして正解を出す)ことが得点につながるので、公式等を使いこなすことが目標だと思われがちです。しかし、実際には証明のない定理や公式はありません。特に高校の数学では「何故こうなるのか」ということを考えながら学習する必要があります。解答だけを求めるのではなく、まずはじっくり自分で考えてみることも必要です。自分から数学だけでなく色々な問題と向き合う力をつけることが本校の数学科の目標です。

理科

本校では、自然の事物・現象に対する関心や探究心を高めるため、観察・実験なども多く取り入れ、「日常生活に深く関わっていることを理解する」を目標として、授業を展開しています。科学的に探究する能力を養い、自然の事物・現象についての理解を深め、科学的な見方や考え方を身に付けていきます。

保健体育科

保健体育の学習は「体育」と「保健」の2科目で成り立っています。「体育」は体育と武道で構成され、各種運動を通して運動能力を高めるとともに、それらの経験から公正・協力・責任・礼儀などを育て、生涯を通じて継続的に運動を実践する能力の育成を目標としています。「保健」では生涯の各段階での健康についての課題を理解し、さまざまな社会の変化に対応しながら、健康の増進と明るく豊かな活力ある生活を営む態度を養うことを目標としています。本校の保健体育の学習を通して、知識の向上や体力の向上のみではなく、社会で通用する人間性を育んでいきます。

芸術科

芸術の幅広い活動を通して、芸術を愛好する心情を育て、感性を高め、豊かな情操を養います。本校では「音楽」「美術」「書道」の中から1つを選んで学習します。1年次の週2時間、それぞれの授業が展開されます。科目で学習する内容は違いますが、共通している部分もあります。それは「活動する」ということです。音楽では歌や演奏を、美術では絵画や彫刻を、書道では毛筆や硬筆を行います。それらの活動を通して、自らの技術を磨いていってください。そして、それを生涯の趣味にしてもらえたら最高です。そのために重要なことは、積極的に取り組むことです。「今よりも上手くなろう!」「良い作品を仕上げよう!」という気持ちを持って、授業内の1つ1つの活動を大切にしていってください。

英語科

英語学習は英語を「読む・聞く・話す・書く」ことが大切です。これらの活動を通して、みなさんのコミュニケーション能力をブラッシュアップすることが、本校の英語科の目標です。また、英語を学習することは他国の文化を学習することにつながります。更には他の国から見た日本の文化を学習することにもつながります。本校の英語学習を通して、日本の内外に通じたグローバルな視野を持ち、世界の人々と楽しくコミュニケーションがとれる人材を育成していきます。

家庭科

家庭科は「実生活に関わる内容」を学びます。それは、健康を増進するための食生活、快適な住まい方や衣生活の工夫、家族やこども、高齢者とのかかわり、環境に配慮した消費行動など、多方面にわたっています。
これからの生活をより豊かにしていくために必要な知識や技術を習得し、よりよい生活を創造する能力と実践的な態度を養います。

情報科

現在は『高度情報化社会』と言われ、情報技術が私たちの生活に多大なる影響を与えています。みなさんはスマートフォンが身近にあるため、“パソコン”に触れる機会は少ないと思います。本校ではをコンピュータ使った実習を通し、基礎技術の習得と各種ソフトウェアの活用力を養います。また、社会における情報技術の理解や、情報モラルの習得などを目的とした座学授業も行います。