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第27回化学クラブ研究発表会に参加しました

科学部 研究発表報告
第27回化学クラブ研究発表会(主催:日本化学会関東支部、後援:文部科学省)
発表日:2010年3月14日(日)
場所:東京理科大学神楽坂キャンパス6号館

受賞結果:「金賞」受賞

科学部は、日本化学会関東支部主催の第27回化学クラブ研究発表会に参加しました。発表テーマは「ベニバナの紅変現象に関する研究XIII」で、ベニバナの紅色色素カルタミンの化学的安定性と花弁中のカルタミン色素安定化のメカニズムを探るテーマで実験を行った結果を発表しました。発表は、15分の口頭発表のみで行いました。本校は、発表者2名とパソコン操作1名で主な役目を行い、他のメンバーは質疑応答に備えました。緊張感漂う雰囲気の中で、堂々と発表を行いました。今回の研究成果に対して、栄誉ある「金賞」を受賞しました。1回目の出場(第15回化学クラブ研究発表会)で受賞して以来の快挙となりました。生徒達の日頃の研究努力と先輩から後輩へ引き継がれてきた研究業績が評価された瞬間でした。

化学クラブ研究発表会は、首都圏を中心に高等学校や中学校が参加し、ここ数年では40校前後の大規模発表会となっています。内容は、基礎化学、物理化学、無機化学、有機化学など様々なテーマで口頭発表とポスター発表が行われます。発表形式は、学会と同じスタンスで行われます。学会は、大学や企業の研究者が日頃の先端科学を発表する場で、15分の中で発表と質疑応答が行われます。

当日、東京理科大学5号館にある化学系研究室のひとつである宮村教授の研究室を訪問することができました。宮村教授から懇切丁寧に研究成果の説明をいただきました。その中に、本校が取り組んでいる色素-繊維との吸着や結合に関し、直接先生から研究の指針を与えていただき、貴重な時間を過ごすことができました。2010年度も研究に一生懸命に取り組みたいと思います。