BSSP〔科学の現場を歩く〕ライオン株式会社


本講座では、企業との連携を通じて化学・環境・製造技術などの分野における実社会での応用を学びました。今回のテーマは「エネルギーと生活を支える技術」。11月26日(水)午後、希望した21名の生徒が、本校化学実験室でライオン株式会社 研究開発本部 戦略統括部の笹本 久 氏、柿澤 恭史 氏による講義と実験を受けました。講義では、SDGsへの取り組みや界面活性剤の仕組みについて学び、企業研究者の仕事に触れることができました。実験では、界面活性剤の「浸透作用」「ローリングアップ」「乳化作用」「分散作用」「再付着防止作用」を実際に確認し、身近な製品に隠された科学技術を体験しました。また、ライオン株式会社の歴史や研究開発の事例紹介を通じて、企業が果たす社会的役割や製品開発の工夫について理解を深めました。生徒からは、「普段使っている洗剤や歯磨きにこんなに多くの科学が関わっていることに驚いた」「SDGsと企業活動のつながりを知り、社会に貢献する仕事の魅力を感じた」という声が寄せられました。身近な製品に潜む科学の面白さを体験し、学びへの意欲を高めることで、今後の進路や社会での役割を考えるきっかけとなりました。







