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2011年度 理科特別講座 SPP&BSSP実施報告(第18回講座〔エネルギー〕)

Science Partnership Project & Boyo Special Science Program 2011

2011年度 SPP&BSSP第18回講座〔エネルギー〕
「豊かな社会と科学技術~技術革新を“想像”から“創造”へと発展させよう~」

日時

12月10日(土)13時00分~17時30分

場所

日本科学未来館7階会議室3

内容

豊かな社会と科学技術

担当

日本科学未来館企画調整・普及展開部普及展開課 今岡由佳子氏
企画調整・普及展開部科学コミュニケーション専門主任 竹内恵氏
千葉市科学館 教育普及特任チームリーダー 芝塚紗和子氏

内容

午前中1、2限の授業の後、3限目の理科総合Aの延長として、SPP&BSSP第18回講座を日本科学未来館で実施しました

はじめに、芝塚先生より第16回、第17回講座の復習が行われた後、今岡先生より調査実習における留意点について説明がなされました。未来の科学技術を創造することは、過去-現在-未来の流れをしっかりと捉えて考えることが大切であり、それを踏まえた上で調査を行うようアドバイスがありました。

講義後、すぐに第1回目の調査活動に入りました。自分達が調査するテーマを科学コミュニケーターのスタッフのコメントやアドバイスを受けながら構築していきました。約1時間の調査を終えた後、第1回目のプレゼンテーション実習に入りました。ここでは、班毎に質疑応答が行われ、調査不足や構築の甘い部分などを指摘されました。生徒達は、1回目の調査で何が不足していたか、次の調査で何を補えば良いかなど、質問やアドバイスを真摯に受け止め、再調査に臨みました。2回目の調査では、調査目標が明確になり、より発展的な活動が展開されました。第2回プレゼンテーション実習では、質問に対する調査報告を行いました。

今回の講座では、博物館や科学館を利用した調査学習を展開しました。未来館では展示物に対して感じた疑問や不明な点を、直接科学コミュニケーターに質問できる環境があります。はじめは、恥ずかしさや不安から、なかなかコミュニケーターとの会話に難しい場面がありましたが、回を重ねるごとに自信と信頼が築かれ、より多くの情報を聞き出そうと熱心に質問する姿が随所でうかがえました。講座を終えて、生徒一人ひとりに達成感や充実感がうかがえ、より密度の濃い調査実習へと発展させることができた1日となりました。以上で、〔エネルギー〕に関する理科特別講座は終了しました。豊かな社会とは何か、それを支える科学技術の一端を知ることができた講座でした。

次回のSPP&BSSP講座は、報告書作成実習およびアンケート調査を実施します。

その他のSPP活動報告はSPP・BSSPの紹介ページをご覧ください。

次回 SPP&BSSP講座予告『SPP&BSSP報告書作成実習』

日時:2012年1月13日(金)放課後
場所:本校2号館4階PC実習室
内容:本年度理科特別講座のまとめ、アンケート調査
講師:本校SPP&BSSP教員