ニュース詳細

金環日食観測報告

【当日の観測】
金環日食当日の5月21日(月)は、早朝のスクールバスを増便して、希望者は早く登校しました。生徒たちは、東海大学より提供された観測メガネを用いて観察を行いました。雲の合間から時折見える太陽に歓声をあげながらの観測でした。
<科学部より>
5月21日(月)の早朝金環日食観測会を行いました。当日は小雨交じりのあいにくの天候でしたが、多くの生徒が集まり盛大に天体ショーを堪能しました。科学部では、天体望遠鏡の準備や撮影機材の調整など前日から泊まり込みで観測の準備にあたりました。早朝、雨天・曇天ということで意気消沈していましたが、雲が薄くなった部分から金環日食の太陽が姿を現した瞬間、多くの生徒たちの歓声が響き渡り、すばらしい金環の姿を私たちに見せてくれました。次回、千葉県で金環日食が観測できるのは、2312年とのことです。

【「JACの森」金環日食事前指導】
「JAC創立25周年記念事業 JACの森フェスティバル」が市原市天羽田の森林で開催され、本校から理科の教員が参加し、小学生を対象に金環日食観測用メガネの作成を行いました。「JACの森」とは、千葉学習塾協同組合が主催するイベントで、昨年度に引き続き理科実験のお手伝いをさせていただきました。子ども達は、塾の先生方と一緒に、明日に控えた金環日食観測に使用するための専用メガネを創意工夫を凝らしながら一生懸命に作成していました。あいにくの曇りでしたが、雲の合間からの太陽を観察することができました。また、空気砲の実験も行い、楽しいひと時を一緒に過ごさせていただきました。

【中学生対象金環日食事前指導】
5月18日(金)午後、地元市原市の湿津中学校全校生徒を招き、本校松前記念講堂にて、金環日食の原理の解説を中心とした講義を実施しました。講堂のスクリーンいっぱいに明るく映した円を太陽として、配付した黒い円形の紙を月として手に持ち、それぞれが日食の原理を確認する実験などを通じて、日食の原理を説明しました。高校に入学してからの文系・理系の選択のアドバイスなども含めた講義を、中学生たちは真剣に聞いていました。