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2007年度 理科特別講座 第2回講座実施報告

Science Partnership Project & Boyo Special Science Program 2007

2007年度SPP&BSSP講座Ⅰ〔航空〕第2回講座実施報告

第2回講座

9月14日(金)10時~17時

場所

航空科学博物館

「航空工学の基礎」「実機演習」講義と実習

講師

航空科学博物館総務部企画担当部長:山川秀宏先生
航空科学博物館総務部展示担当部長:種山雅夫先生
航空科学博物館講師:仁林敬先生
航空科学博物館スタッフの皆さん

内容

1)講義「航空工学の基礎」
I.機体について(翼,胴体など)
II.エンジンについて(ジェットエンジン,レシプロエンジン)
III.装備品について(航空計器)

2)実習I
I.エンジン運転実習
II.航空エンジン
III.航空計器

3)実習II
I.シミュレーター(小型機)実習(操縦方法,計器の見方)
II.DC-8シミュレーター実習(大型機の操縦方法,大型機の計器の見方)
III.大型模型実習(大型機の操縦操作,大型機の計器の見方,大型機の動きなど)
IV.実機演習(セスナ機に搭乗,計器の見方)
V.館内説明

4)プレゼンテーション実習「今日の講座で学んだこと」各班発表

9月14日、「2007年度サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト講座Ⅰ〔航空〕」第2回講座が芝山町にある航空科学博物館で行われました。はじめに同館講師の仁林先生より「航空工学の基礎」と題して,機体の名称や役割,エンジンの種類や動き,計器類などの装備品に関する説明があり、引き続き実習と各班の発表が行われました。

実習Iでは,航空計器の模型で高度計や速度計の原理などを学習。レシプロエンジンやジェットヘリコプター用エンジンを駆動したエンジン運転実習で音や風圧,匂いなどを体感しました。先生やプロのエンジニアから直接受ける講義に,生徒たちは終始圧倒されていました。

午後の実習IIはシミュレーターや実際の機体を利用した実機演習。山川先生をはじめスタッフの方々から指導をいただいた小型機実習で,生徒たちはゲーム機とは違うフライトシミュレーションを体験していました。また,セスナ機演習では,プロペラを回転させて実際に動く計器類の役割について説明を受け,B747-400型大型模型実習では,最新鋭コクピットに座って操縦桿やラダーペダルに連動した羽根の動きと役割について学ぶなど,実際のフライトさながらの貴重な経験をしました。館内説明で飛行機の歴史や成田空港のパノラマを見学し、プレゼンテーション実習でしめくくりました。 

航空科学博物館HPはこちら

その他の2007年度SPP活動報告はSPP・BSSPの紹介ページをご覧ください。

次回SPP講座予告

講座Ⅰ〔航空〕第3回講座
日程:9月26日(水)
場所:日本航空羽田整備工場M1ハンガー(JAL広報部分室)
内容:飛行機による航空安全技術に関する学習
1)日本航空羽田整備工場にて整備作業の一部実習,ハンガー内の実機見学
2)客室訓練部のモックアップでキャビンアテンダント訓練を見学および一部実習
3)非常救難訓練用モックアップにて非常時の脱出訓練を見学および一部実施