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2011年度 理科特別講座 SPP実施報告(第3回講座〔食品〕)

Science Partnership Project & Boyo Special Science Program 2011

2011年度 SPP第3回講座〔食品〕
「日本の食文化と科学技術Ⅴ ~清涼飲料水の科学技術を解き明かそう~」

日時

6月15日(水) 16時00分~17時30分

場所

本校2号館1階生物実験室

テーマ

清涼飲料水の化学成分と役割

担当

SPP&BSSP実施担当教員

内容

SPP〔食品〕第3回講座は、「清涼飲料水の化学成分と役割」をテーマに、第4回講座事前学習として、清涼飲料水中に含まれている成分を化学的視点で捉えるための講義および実験が行われました。

授業では、食品がテーマであることから、五大栄養素の一般的な紹介からはじまり、その中で大きな位置を占めている炭水化物の種類(単糖類、二糖類、多糖類)や化学構造について学習しました。その中で、グルコース、フルクトース、スクロース、デンプン、セルロースなど化学の授業で学習した分子よりもはるかに複雑な構造からできていること理解しました。次に、カロリー、ノンカロリーの意味やシュガーレスなどエネルギー摂取に関係した内容を学びました。

実験では、スポーツ飲料、柑橘系ジュース、栄養ドリンクの糖度を測定しました。糖度計にはじめて触れる中で、測定窓から見えるスケールから糖度(Brix%)がはっきりと読み取れることや栄養ドリンクの糖度の高さに驚いていました。測定操作は簡単でしたが、その背景にある原理や、測定した糖度にはどのような意味があるのかを第4回講座(東海大学湘南キャンパスにて実施)でしっかりと学んで来たいと思います。

最後に、次回講座の集合時間や持ち物などを確認し、本日の講座は終了しました。普段何気なく目にしている清涼飲料水のラベルですが、化学物質として認識すると別の世界が広がっていることに気付きました。

その他のSPP活動報告はSPP・BSSPの紹介ページをご覧ください。

次回 SPP講座予告『SPP第4回講座〔食品〕』

日時:2011年6月17日(金)11時00分~16時00分
場所:東海大学湘南キャンパス研究実験館A・1F
   応用化学科実験室、研究実験館F・1F
   応用化学工学実験室、17号館 学科研究室、
   研究実験館E・2F 応用化学第8実験室A
講師:東海大学工学部応用化学科
   淺香 隆 教授、秋山 泰伸 教授、樋口 昌史 准教授、佐藤 正志 准教授
内容:清涼飲料水の科学