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2011年度 理科特別講座 SPP&BSSP実施報告(第17回講座〔エネルギー〕)

Science Partnership Project & Boyo Special Science Program 2011

2011年度 SPP&BSSP第17回講座〔エネルギー〕
「豊かな社会と科学技術~技術革新を“想像”から“創造”へと発展させよう~」

日時

11月19日(土)9時00分~13時00分

場所

千葉市科学館科学実験室A

内容

エネルギーについて

担当

葉市科学館館長 大高一雄 氏
教育普及特任チームリーダー 芝塚紗和子 氏
教育普及特任チーム 針谷亜希子 氏

視察

日本科学未来館

内容

雨天の中、千葉市中央区にあるQiball(きぼーる)7Fの千葉市科学館へ向かいました。第17回講座は、前回の講座で学習した放射線の復習とエネルギーに関する講座を展開しました。

はじめに、放射線医学総合研究所で行われた第16回講座の復習を行いました。芝塚先生より放射線とは何か、放射線の種類など基礎事項の復習が行われた後、大高館長より実験データの背景となる基礎理論に関する授業が展開されました。講話の冒頭に、大掴みする事が大切、何となく判れば良いというアドバイスを受けたこともあり、普段の授業のような感じで聞き入ることができました。授業では、実験データを理解する上で必要となる、光とは何か、波長と振動数、放射線の種類、エネルギー、エネルギー保存についてイラストを混ぜながら、時に生徒との会話を取り入れながら、懇切丁寧に判りやすく説明していただきました。次いで実験データの裏付けとなる理論的背景の説明と実際に測定したデータの検証を行いました。さすが物理の内容がメインとなることもあり、数式がたくさん出てきましたが、生徒達は一生懸命に理解し、追いつこうとする意欲がうかがえました。

約2時間にわたる講義の後、グループディスカッション、プレゼンテーション実習を行いました。ホワイトボードのまとめ方、発表の流れなど、前回よりも確実に進歩した姿がうかがえました。最後に、館内施設を利用して、エネルギーに関わる展示物の調査を行いました。

高校での授業とは大きく異なり、大学の授業!という雰囲気を感じ取ることができた講座でした。定性的な現象や実験データから法則性を数式化することは、現象を予測する上で重要なことといえます。そのことを実感として得られた貴重な半日となりました。

BSSP講座〔エネルギー〕は、12月10日に東京お台場にある日本科学未来館での実習が最後となります。
次回は、SPP&BSSP講座は第15回講座〔医療〕を報告します。

その他のSPP活動報告はSPP・BSSPの紹介ページをご覧ください。

次回 SPP&BSSP講座予告『SPP第15回講座〔医療〕』

日時:2011年11月21日(月)11時~
場所:JAXA筑波宇宙センター
内容:宇宙医学について
講師:JAXA筑波宇宙センター有人宇宙技術部宇宙医学生物学研究室 新堀 真希 氏
   JAXA宇宙教育センター主任 松岡 均 氏