ニュース詳細

2013年度 理科特別講座 BSSP実施報告(第1回講座〔歴史〕)

Science Partnership Program & Boyo Special Science Program 2013

2013年度 BSSP講座〔歴史〕第1回講座
「古代の世界を解き明かすサイエンスⅡ~考古学に活用される科学技術~」

日時

10月18日(金)10時30分~16時20分

場所

日本科学未来館

内容

科学コミュニケーション

担当

日本科学未来館事業部対話プログラム開発課科学コミュニケーター 高見裕一氏
日本科学未来館運営事業部施設運営課科学コミュニケーター 岩﨑茜氏

内容

BSSP〔歴史〕は、歴史を紐解く科学技術を学習しながら、SPP&BSSPの入門編として、科学的思考力の育成を目指し、博物館・科学館などの展示物を活用した情報収集術やプレゼンテーション技術のスキルアップを目指したフィールドワークを展開します。第1回目の講座は、日本科学未来館での実習です。

ここでは、「地球温暖化を防ぐための科学技術とは何か」をフィールドワークのテーマとして設定し講座を展開しました。はじめに、地球温暖化のしくみを確認するため、「Geo-Scope」から温暖化データを読み取りました。タブレットPCを用いて興味ある画像から有益な情報を得ることができました。続いて、調査活動(1)として展示フロアに向かいテーマに関する情報収集を行いました。調査中に中間報告を行い、さらに的を絞り込んだ調査活動(2)に進みました。

昼食後、調査した内容についてグループディスカッションを行い、ホワイトボードに発表内容をまとめました。「地球環境とわたし」のブースを中心に情報を収集しながらも、各班で視点が異なり、それぞれ違った角度から発表が行われました。発表後、講師の先生方から質問がなされ、調査の甘さが指摘され、すべての班で再調査が指示されました。調査活動(3)では、展示物から情報を得ていた方法から直接科学コミュニケーターに疑問点を投げかけ、展示物に隠されている本質や意図を直接尋ねるなど積極的な取り組みを展開しました。その後、グループディスカッション、プレゼンテーションを行い、質問に対する回答を行いました。

今回の講座では、地球温暖化防止の科学技術についてのフィールドワークを展開しましたが、テーマに対する日本科学未来館の基本コンセプトをどのように掴みとれるかを目標として実施しました。収集した情報をまとめる過程で、未来館が私達に伝えたいものは何か、展示にどういうストーリーが描かれているかなど、読み取ることが難しい面もありましたが、生徒一人ひとりが一生懸命に取り組む姿がうかがえました。最後にご講評をいただき講座は終了しました。

その他のSPP活動報告はSPP・BSSPの紹介ページをご覧ください。