2014年度 理科特別講座 SPP&BSSP実施報告(第1回講座〔情報〕)
2014年度 SPP講座〔情報〕第1回講座
「日本の食文化と科学技術VIII~生産管理システムと科学技術~」
2014年度 SPP講座〔情報〕第1回講座
「日本の食文化と科学技術VIII~生産管理システムと科学技術~」
日時 |
8月29日(金)10時30分~16時00分 |
場所 |
神奈川大学横浜キャンパス23号館 |
内容 |
生産システムと効率に関する講義・実習 |
講師 |
日本経営工学会理事 中島健一氏(神奈川大学工学部経営工学科教授)他 |
内容
内容
SPP講座〔情報〕は、昨年まで実施してきたテーマを継続し、経営工学に関わる部分をより詳しく学習していきます。工学的に経営を考える講座です。
午前は、産業革命からはじまり、テーラー・システム(科学式管理法)、フォード・システム(1車種大量生産方式―標準化・単純化・専門化)、スローン・システム(多車種大量生産方式)、ジャストンタイム生産システム(多車種少量生産方式)などについて学びました。単に生産といっても様々な方式があり、状況に応じて最適なシステムを選択・構築することが大切だと感じました。
午後は、実験施設を見学しました。パレットに載せられ、フリーフローコンベアー上を、作業対象物が多数流れていく「フリー・フローライン」や、オルゴールの生産ラインなど、実際の生産現場に近い実習用のシステムや、物流システムを学習するために設置されている、自動倉庫システムを見ることができました。その後、作業効率に関する実習を行いました。工程分析を行う工程係、工程内の作業を分析する作業係、作業負荷と能率を考える管理係と分担して、自分たちの作業を分析しながら効率を上げていくという実習でした。
今回の実習を通じで、IE(インダストリアルエンジニアリング)の理論・技術は日々進化しているということを実感し、また、日本の物づくりには必要不可欠な学問であることがわかりました。
その他のSPP活動報告はSPP・BSSPの紹介ページをご覧ください。