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日中高校生交流会が開催される

6月30日(月)日本中国友好協会が所轄する「21世紀東アジア青少年大交流計画(日中21世紀交流事業)」に基づいて中国高校生が来校し、学校交流が行われました。望洋高校を訪れたのは、訪日団総勢250人のうち、高校生44名、引率教員4名、その他通訳等関係者を含め総計54名が来校しました。 

当日は12時ころ、バス2台で到着。渡り廊下に掲げられた、手作りの歓迎の横断幕に、バス内には感動のざわめきが起こりました。そして、まずは地域でも美味しいと評判の高い望洋高校の食堂での昼食会。満足した面持ちで食事を終えた中国からの高校生は、そのあと本校阪本校長の歓迎の挨拶を受け、松前記念講堂へ移動して、歓迎のセレモニーを迎えました。 

望洋高校の1年生総勢227名が大きな拍手で彼らを歓迎しました。初めのうちこそ緊張の色が隠せない様子でしたが、吹奏楽部の演奏が始まる頃には、会場は大きな熱気に包まれ、暖かい雰囲気の中、セレモニーが進んでいきました。そして、みんなで一つの歌を歌い、親睦を深めたいということで企画した「鉄腕アトム」の合唱は見事に成功。お互いの言葉の壁を越えて日本語と中国語で交互に「アトム」の歌が会場に響き渡りました。最後に日中がともに用意してきた記念品の交換。望洋高校からは、今回の訪日のために、望洋高校の生徒たちがデザインした「ペナント」と「うちわ」がプレゼントされました。また、楽しいばかりのセレモニーではなく、今年5月に中国四川省で起きた大地震についても触れ、全校生徒が心を込めて折った「千羽鶴」を謹呈、「心の交流」を図りました。 

セレモニーが終了すると、今度は3グループに分かれ、中国側と望洋高校の生徒代表による座談会を開きました。お互い年齢が近いということもあり、各会場で時間を忘れるくらい楽しい会を持つことが出来ました。最後に全員で記念写真を撮り、交流会は終了しました。言葉の壁・文化の壁を乗り越えて、交流する機会が持てたことは、お互いの高校生にとってとても有意義な1日でした。