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2013年度 理科特別講座 SPP実施報告(第1回講座〔情報〕)

Science Partnership Program & Boyo Special Science Program 2013

2013年度 SPP講座〔情報〕第1回講座
「日本の食文化と科学技術Ⅶ ~生産物流システムを科学的に捉えよう~」

日時

8月30日(金)10時30分~16時30分

場所

神奈川大学横浜キャンパス23号館

内容

作業プロセスと作業効率を考える

担当

日本経営工学会理事 中島健一氏(神奈川大学工学部経営工学科教授)

内容

SPP講座〔情報〕は、従来実施してきた〔食品〕のテーマを継続し、〔情報〕として生産性、物流システムなど経営工学に関わる部分を中心に学習していきます。本講座を通して、日本の食文化を支えてきた背景に、どのように科学技術が培われてきたかを考える講座です。

午前は、経営工学の初歩として「経営工学分野の対象領域」「生産システムの歴史的変遷」「生産システムのとらえ方と管理技術」について学習しました。生産システムには、ジャストインタイム(JIT)生産システム、1人・チーム生産方式、トヨタ生産方式など、さまざまな方法があること、管理技術には、インダストリアルエンジニアリング(IE)、オペレーションズ・リサーチ(OR)、待ち行列といった理論があることなどを知ることができました。

午後は、実験施設を見学した後「計算工場」というテーマで、作業効率に関する実習を行いました。2人一組で、作業者と観測者に分かれ、作業者は8ステップに区切られた計算を、暗算、筆算、電卓などの指示に従って計算を行い、ステップ毎に検査者になった生徒に解答を報告します。検査者は、計算結果をチェックし、正解ならば次のステップへ、不正解ならば正解するまで再計算を指示された場所で行うというゲームです。ステップ毎に作業時間を記録し、作業効率を考察しました。

その他のSPP活動報告はSPP・BSSPの紹介ページをご覧ください。

次回 SPP〔情報〕講座第2回講座予告

日時:2013年9月4日(水)13時30分~15時30分
場所:本校
内容:ムダの捉え方と改善活動